中山金杯 2009年の展望
今回は、まず中山競馬で開かれる金杯についてのレース の展望を、カンタンにしてみたいと思います。 といっても、初年度のレース初めとはいえ、なかなかこ れといった馬は、このレースに関して占うことは難しい ところです。このレースも含めて2009年の展望が開かれ ることから、各馬の状態をここでチェックするというこ とで金杯を活用するという態度もありますが、一方で去 年の 秋のGT戦線を離脱してきた馬らが出走してくるこ とも確かです。そうした意味で、注目していい馬として まず名前が挙がるのは、アドマイヤフジでしょうか。 毎日王冠で5着に入ったことや、有馬で2着に入ったアド マイヤモナークの近藤利一氏は今回も要注意でしょう。 ただ、 毎日王冠以後のレース結果が芳しくないことは、 この金杯を照準に合わせてきたためだったとの言い訳を することは可能ですが、その毎日王冠にしてもウォッカ とわずか0.3秒差だったとはいえ、ウォッカ自体が毎日 王冠で力をセーブしていたことから、あまり王冠での結 果を過大評価するのは禁物だと考えます。斥量の点に関 しては、今回は57.5kgとなるとはいえ、重斥量の馬が勝 って来るのが金杯だとされているため、今回もこの点に 関してはあまり参考とはならないでしょう。 よく言われるところの、前走がディセンバーS組、及び 鳴尾記念組だったところの馬が好結果を出しているいう 観点から、これらの出走馬に要注目といったところでし ょうか。ハンデ重賞の中日新聞杯や福島記念での出走馬 の連対がないこともこのレースの特徴のひとつです。 また近年のレースの法則として、ダイワワイルドボアと いった社台ファームの馬をこうした混戦レースで注意し て抑えておくのは鉄則だと考えます。 以下、いくつかの注目馬から仮定の出走枠を記しておきます。※出走馬・枠順・馬番などはあくまで仮定です。実際の枠順等は決定日にお確かめください。中山競馬 第10競走 第58回 金杯(GV)
芝、外 2000m (国際、指定、ハンデ) サラ系4歳以上
枠 馬 馬 名 性齢 重量 騎 手 厩 舎 1 1 アグネストレジャー 牡7 - - - 1 2 リキッドノーツ 牡8 - - - 2 3 トウショウシロッコ 牡6 - - - 2 4 サンツェッペリン 牡5 - - - 3 5 フライングアップル 牡5 - - - 3 6 ダイワワイルドボア 牡3 - - - 4 7 ネヴァブション 牡6 - - - 4 8 アドマイヤフジ 牡7 - - - 5 9 マンハッタンスカイ 牡5 - - - 5 10 キングスストレイル 牡7 - - - 6 11 ヤマニンキングリー 牡4 - - - 6 12 シャドウゲイト 牡7 - - - 7 13 ダブルティンパニー 牡7 - - - 7 14 ブレーヴハート 牡7 - - - 8 15 ダイシングロウ 牡5 - - - 8 16 オペラブラーボ 牡5 - - -
京都金杯 2009年
中山の金杯が2000mで行われるのに対して、京都 の金杯は1600mで実施されます。 特にマイルチャ ンピオンシップ組の連対率が3割前後にのぼること から、 これらの出走馬を注意しておくのは勿論だ と考えます。